金庫の寿命について
意外と知られていませんが、金庫には寿命があります。
耐火金庫は、耐火材が火事の熱に反応して水分を放出し、
その気化熱で庫内温度を下げる仕組みになっています。
しかし、実は常温でも水分は少しずつ放出される為、徐々に性能が低下していき、
およそ20年で寿命を迎えます。
それ以降は、災害時に十分な効果を発揮することは出来ません。
買い替えのタイミングに注意が必要です。
一度も火災を経験したことがない耐火金庫でも、
長期間使用することで、耐火材に含まれる水分は気化してしまいます。
したがって、製造後20年経過した耐火金庫は、
本来の性能を発揮できない危険があるので買い替えを検討した方がいいでしょう。